根管治療の流れを解説!治療期間や回数、費用も
2026年10月27日(火)
こんにちは。千葉市花見川区、JR「幕張駅」より徒歩8分、「京成幕張駅」より徒歩12分にある歯医者「かわしまデンタルクリニック」です。

歯の痛みや違和感があり、歯科医院で根管治療が必要だと言われたものの、どのような治療なのかよくわからず不安に感じていませんか。根管治療は、歯の神経にまで達した感染や炎症を除去し、歯を保存するための大切な治療です。しかし、その内容や流れを詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、根管治療の概要や具体的な治療の流れ、治療にかかる期間や費用などについて詳しく解説します。根管治療に対する不安を少しでも解消できるよう、ぜひ参考にしてみてください。
目次
根管治療とは

根管治療とは、歯の内部にある神経や血管が詰まった組織(歯髄)が、虫歯や外傷などによって炎症や感染を起こした際に行う治療です。歯髄が感染すると強い痛みが生じるだけでなく、放置すると歯の根の先に膿がたまり、さらに悪化すれば歯を失うこともあります。
このような事態を防ぐために、根管内の感染した組織を取り除き、内部を清掃・消毒して密閉するのが根管治療の目的です。根管治療は、進行した虫歯でも歯を残すことを目指す非常に重要な治療法であり、歯の寿命を延ばすうえでも欠かせません。
根管治療の流れ

根管治療は複数のステップから成り立っており、それぞれの段階で細やかな処置が行われます。以下に、一般的な治療の流れをご紹介します。
診察と検査
根管治療の初回の受診では、まず口腔内の状態を確認し、虫歯の原因菌が歯髄に到達しているかを診断します。具体的には、視診・触診、冷温刺激による診査、レントゲン撮影などを通じて、歯の状態を詳しく確認します。
深い虫歯や神経の炎症・壊死が疑われる場合は、治療の必要性や進行度を丁寧に説明し、患者さんの同意を得たうえで次のステップへ進みます。この段階で不安な点があれば、遠慮なく質問しましょう。
麻酔と感染部分の除去
痛みを感じないように局所麻酔を行ったあと、歯の表面に小さな穴を開け、虫歯の細菌に感染した神経や血管を取り除いていきます。この作業は非常に繊細で、丁寧な処置が求められます。
治療を安全かつ確実に進めるためには、患部が唾液などで再び汚染されないように慎重に処置を進めることが大切です。
根管内の清掃
神経や血管を除去した後、根管の中を丁寧に清掃していきます。根管内には細菌や感染物質が残っていることが多いため、専用の器具を使って内部を削りながら清掃を進めます。
根管はとても細く形も複雑なため、ミスなく行うには高い技術が必要です。歯科用の拡大鏡やマイクロスコープを使って、根管の中をしっかり確認しながら作業を進めることもあります。
清掃は1回の治療で終わらないことが多く、数回に分けて繰り返し行うのが一般的です。
根管充填
根管内の洗浄・消毒が完了したら、根管内にすき間なく薬剤を詰める根管充填を行います。充填には、ガッタパーチャと呼ばれる素材などが使用されます。すき間なく密封することで、根管内に細菌が侵入するのを防ぎます。
根管内にすき間があると、そこに細菌が入り込んで再感染を引き起こすおそれがあるため、充填は根管治療の中でも特に重要な工程です。
被せ物の装着
根管内の充填が終わった後は、歯の機能と見た目を回復させるために被せ物を装着します。根管治療を行った歯は、中身が取り除かれて脆くなっているため、補強する必要があるのです。
まず、被せ物を支える土台(コア)を作り、その上にクラウン(被せ物)を装着します。クラウンの素材には、金属やセラミックなどがあり、見た目や耐久性に応じて選択されます。
クラウンの装着は、歯を長く使い続けるために欠かせない最終工程です。
根管治療の期間と回数

根管治療は、1回で終わる治療ではありません。根の中の汚れを除去しながら治療を進めていくため、数回の通院が必要となります。一般的には3〜5回の通院が必要で、治療全体には1か月〜1か月半程度を要することが多いです。
根管内の洗浄や消毒は1回で終わるものではなく、数回に分けて慎重に行います。これは、根管の中に残った細菌をしっかりと取り除くために必要な処置です。また、一度治療した後も、経過を観察する時間を設けるのが一般的です。
感染が強い場合や根管の形が複雑な場合には、さらに回数や期間がかかることもあります。
根管治療の費用

根管治療は保険診療と自由診療のどちらでも行われており、それぞれ費用や治療の内容に違いがあります。ここでは、それぞれの違いと費用の目安をご紹介していきます。
保険診療の場合
保険が適用される根管治療は、最低限の治療内容に限られますが、費用を抑えて受けられるのが大きなメリットです。費用の目安としては、前歯の場合でおよそ3,000円〜5,000円程度、奥歯など根管の本数が多い歯の場合は5,000円〜1万円ほどになることもあります。
通院回数やレントゲン撮影の有無によっても金額は変動しますが、一般的には5,000円前後で治療を受けられるケースが多いでしょう。ただし、保険診療では使用できる材料や治療の方法に一定の制限があり、高度な処置は受けられない可能性があります。
自由診療の場合
自由診療による根管治療は、マイクロスコープやCT、ラバーダム、超音波器具などの高度な機器や技術を用いた治療を受けることができます。1本あたり5万円〜15万円程度が相場で、前歯よりも奥歯や再根管治療のほうが高額になる傾向があります。
自由診療では、保険治療では対応できない精密な処置や再発リスクの低減を目的とした高品質な治療を受けられるのが特徴です。
根管治療を受けるときの注意点

根管治療は、歯を守るうえで非常に重要な処置ですが、いくつか注意すべき点があります。ここでは、根管治療を受けるときの注意点を確認していきましょう。
通院を続ける
根管治療は数回に分けて行われるのが一般的で、1回の治療で終わることはほとんどありません。1回でも治療を中断すると、歯の内部に細菌が残ったままになり、再び感染が起きる原因となります。そのため、治療を始めたら、必ず最後まで通い続けることが大切です。
仕事や学業で忙しくても、スケジュールを調整して通院を優先しましょう。
治療中は患部を刺激しない
根管治療は複数回に分けて行われるため、治療の途中で一時的に仮の蓋がされる状態が続きます。この期間中は、詰め物が外れたり、細菌が再び侵入したりしないよう注意が必要です。
治療中の歯で硬いものや粘着性のある食品を噛むことは避け、できるだけ反対側の歯で噛むように心がけましょう。また、うっかり舌や指で触れることも避けるようにしてください。
痛みや違和感がある場合は無理に噛まず、症状が続く場合は早めに歯科医師へ相談することが大切です。
歯科医院選びは慎重におこなう
根管治療は精密さが求められる治療のため、歯科医院選びが非常に重要です。マイクロスコープや歯科用CTなどの設備が整っている医院は、より正確な処置が期待できます。また、根管治療の経験が豊富な歯科医師が在籍しているかも確認しておきましょう。
初診時の説明が丁寧か、コミュニケーションが取りやすいかといった点も、安心して治療を受けるための判断材料になります。
まとめ

根管治療は、虫歯が神経まで進行した場合に、歯を抜かずに残すための重要な治療です。治療は複数回にわたって行われ、根の中の感染を徹底的に取り除くことが求められます。成功させるためには、歯科医師との信頼関係や、継続的な通院、治療中の注意事項を守ることが欠かせません。
治療後の歯を長く健康に保つためにも、根管治療の流れや費用、必要な期間についてしっかり理解しておくことが大切です。歯の違和感や痛みを放置せず、早めに受診することで、歯を残せる可能性も高まります。
根管治療を検討されている方は、千葉市花見川区、JR「幕張駅」より徒歩8分、「京成幕張駅」より徒歩12分にある歯医者「かわしまデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、インプラントや矯正治療、審美歯科などの高度な治療から、一般歯科や予防歯科まで幅広い診療を行っています。診療案内ページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

■この記事の監修者
落合 宏頼
経歴
- 1997年 明海大学歯学部卒業
- 1997年 一般開業歯科勤務(千葉市)
- 2001年 歯内療法・歯周病専門クリニック勤務(千葉市・青山)主に診断学・歯内療法学・虫歯学を習得、マイクロスコープによる治療を開始
- 2007年 一般開業歯科勤務(表参道)主に修復学・審美補綴学についての研鑽を積む
- 2009年 フリーランス
- 2011年 歯周病専門クリニック勤務(日本橋)歯周病学・インプラントを習得
- 2021年 かわしまデンタルクリニック勤務


