エナメル質ってなに?
2025年11月17日(月)
皆さんこんにちは!歯科衛生士の重枝です。
あっという間に秋が過ぎ去り、冬がもうすぐそこまできていますね。
お鍋にポトフ、暖かい食事がおいしい季節でもあります♫
美味しく食べるためには、やっぱり健康なお口の中が必要ですよね。
そんな本日は、みなさんも一度は耳にしたことがあるであろう”エナメル質”についてのお話です。
エナメル質ってなに?
エナメル質とは、歯の表層にある非常に硬い質を言います。
硬さは水晶と同等で、トルマリン、エメラルドなどの宝石に匹敵する硬さです。
実は、エナメル質が人間の体の中で最も固い組織なんです。
エナメル質はなんのためにあるの?
歯はざっくりと分けて3層構造になっており外側から
・エナメル質
・象牙質
・神経
で構成されています。
エナメル質が外からの刺激から象牙質や、神経を守ってくれていることで快適に食事が取れています。
虫歯になると食事で歯がしみるのは、このエナメル質が虫歯菌が酸性する酸で溶かされ、
象牙質や、神経が刺激に晒されることによって起きています。

エナメル質、とっても大切ですね♫
溶けたエナメル質は元の戻る?
エナメル質は、再生細胞を持っていません。
要するに「一度虫歯になり溶けてしまったエナメル質は元に戻らない」ということです。
また、食いしばりや歯ぎしりによってすり減ったエナメル質も元には戻りません。

ただし、虫歯が穴になる1歩手前の“脱灰”という状態においては、適切なケアや食習慣によって“再石灰化”という作用が働きます。
エナメル質を守るためにはどうしたらいいの?
第一に大切なのは適切な口腔ケアです。
食事の頻度や、間食の内容も大切です。
虫歯菌を育てない口腔環境づくりを心がけましょう。
そして、定期的な歯科医院への受診もとても大切です。
虫歯になりかけの歯を早期に発見し、予防や経過観察を行うことは非常に重要です。
また、寝てる間に食いしばりや歯ぎしりをされている方は、ぜひエナメル質を守るためにナイトガード(マウスピース)の作成を検討してみてはいかがでしょうか。
定期検診・クリーニングはもちろん、食習慣やナイトガード(マウスピース)のご相談もお気軽にしてくださいね。

健康な歯で美味しい食事を!
これから、クリスマスやお正月など楽しいイベントが盛りだくさんです!
素敵な時間に、美味しい食事が楽しめるように、私たちと一緒に健康なお口を目指しましょう!


