エナメル質を守るために知っておきたい脱灰と再石灰化のこと
2025年12月22日(月)
こんにちは、歯科衛生士の磯江です。
今年もそろそろ終わりが近づいてきて、一気に冬の冷え込みも感じますね…!
みなさんはこの1年どうでしたか?
今回は、以前こちらのコラム(https://www.kdc6480.com/column/%E3%82%A8%E3%83%8A%E3%83%A1%E3%83%AB%E8%B3%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%81%AB%EF%BC%9F/)で少し登場した、
むし歯の始まりに関わる「脱灰」と「再石灰化」について、もう少し掘り下げて解説していきます。
脱灰とは?
脱灰(だっかい)とは、歯の表面(エナメル質)からカルシウムやリンなどのミネラルが溶け出してしまう状態のことです。
私たちのお口の中では、
• 食事や間食をする
• 糖分をエサに細菌が酸を作る
• お口の中が酸性に傾く
という流れが起こります。
この状態が続くと、歯が溶け始める「脱灰」が起こります。
初期の脱灰は痛みがなく、自分では気づきにくいのが特徴です。
再石灰化とは?
一方で、歯には自分を守る力もあります。
それが 再石灰化(さいせっかいか) です。
• 唾液の働き
• フッ素の作用
によって、溶け出したミネラルが歯に戻り、歯が修復される現象を再石灰化といいます。
日々患者さんを診ていても、
「初期むし歯で止まっている方」と「気づかないうちに進行してしまう方」では、この脱灰と再石灰化のバランスが大きく違います。
むし歯は「脱灰 > 再石灰化」で進行する
むし歯は脱灰が再石灰化を上回った状態が続くことで進行します。
特に注意したいのが、
• ダラダラ食べ・ダラダラ飲み
• 甘い飲み物を頻繁に飲む
• 歯磨き後の間食
これらはお口の中が酸性になる時間を長くし、脱灰が起こりやすくなります。
再石灰化を助けるためにできること
再石灰化を促すために、日常生活でできることはたくさんあります。
• 食事・間食の時間を決める
• フッ素入り歯磨き粉を使用する
• 正しい歯磨きを継続する
• 定期的な歯科検診・クリーニングを受ける
当院でも、患者さん一人ひとりの生活習慣に合わせたむし歯予防のアドバイスを行っています。
まとめ
脱灰と再石灰化は、毎日お口の中で繰り返されている自然な現象です。
だからこそ大切なのは、
「むし歯になってから治す」ではなく「むし歯にならない環境を作ること」
当院では、そんな環境を作るためのお手伝いをさせていただきたいと思っております。
気になる症状がある方やご自身の歯の状態を詳しく知りたい方はお気軽にご相談ください!


