歯周病と糖尿病の関係
2026年08月31日(月)
こんにちは。歯科衛生士の石垣です。
今回は歯周病と糖尿病の関係についてお話しします。
歯周病と糖尿病の関係
糖尿病の人は歯周病になりやすく、また歯周病は糖尿病を悪化させるといわれています。
歯周病とは、口腔内に住む細菌によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯茎と骨に炎症を起こし、歯を支える骨などが溶けることで歯が抜けてしまう病気です。
歯周病の炎症により発生する物質が血糖値を下げるインスリンの作用を阻害して、血糖値を下がりにくくします。逆に、糖尿病で免疫力が落ちることでも歯周病が悪化します。
糖尿病と歯周病の関わりは深く、それぞれの悪化だけでなく、歯周病の治療を受けると糖尿病治療に良い効果があるとされています。歯周病の対策を行うことは糖尿病対策のひとつと言えるのです。
歯周病の対策
日々の適切な歯磨き
歯周病の対策としてご家庭でできることは、日々の適切な歯磨きで口腔内細菌の量を減らすことです。
細菌の集合体である歯垢(磨き残し)が歯と歯茎の間の溝に溜まると、慢性的に歯茎に炎症を起こして出血したり、それが続くと歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)が深くなり、歯垢はより溜まりやすくなります。
溜まった歯垢は長い時間が経つと歯石になり、歯ブラシでは除去できず、歯を支える骨は歯石を避けるように溶けてしまいます。
つまり、歯垢が残らないよう毎日しっかり歯磨きをすることが歯周病の予防になるのです。
個人によって歯の本数や並び方、磨く癖が異なりますので、自分により良い歯の磨き方は、歯科医院で歯磨き指導を受けましょう。
定期的な歯のメインテナンス
日常の正しい歯磨きに加え、定期的に歯のメインテナンスを受けることも歯周病対策において重要です。
歯科医院では歯周病の進行具合の確認や歯磨き指導、歯のクリーニングを受けることができます。
何かあった際のみの受診だけでなく、定期的に受診を通して、自身のお口や歯についてしっかりと把握することが重要です。
まとめ
歯周病への対策は歯を残すためだけでなく、糖尿病治療にも好影響があります。歯だけでなくご自身の身体のためにも、日々の歯磨きや歯科受診について見直してみませんか。
参考文献
https://www.ncgg.go.jp/hospital/iryokankei/dm/019.html



