知覚過敏ってなに?
2025年06月09日(月)
歯がしみるその原因と対策について
こんにちは、歯科衛生士の磯江です。
もうじき梅雨に突入しますね。じめじめしたお天気が続きますが、体調など崩されていませんか?
この時期から冷たい飲み物を口にする機会も増えてくるかと思います。
冷たい飲み物を飲んだときや、歯みがきをしたときに「キーン」と歯がしみる…。
そんな経験はありませんか?これはむし歯ではなく知覚過敏と呼ばれる症状かもしれません。
知覚過敏とは?
知覚過敏は、歯の内側にある「象牙質(ぞうげしつ)」が外に露出し、刺激が神経に伝わりやすくなってしまう状態です。
その結果、冷たい・熱い・甘い・酸っぱいもの、あるいは歯ブラシの毛先が当たっただけでも痛みを感じるようになります。
知覚過敏の主な原因
• 強く歯を磨きすぎている
→ 歯ぐきが下がったり歯の表面が削れてしまい、象牙質が露出します。
• 歯ぐきが下がっている(歯周病や加齢など)
→ 歯の根元が見えてきて、刺激に敏感になります。
• 歯ぎしりや食いしばり
→ 寝てる間や日中の食いしばりや歯ぎしりによって歯に小さなひびが入り、痛みの原因になります。
• ホワイトニング後の一時的な症状
→ ホワイトニング直後も一時的にしみることがあります。
自分でできる対策&歯科でできるケア
• 歯みがきは「やさしく」が基本
→ 力を入れすぎず、毛先のやわらかい歯ブラシを使いましょう。
• 知覚過敏用の歯磨き粉を使う
→ 症状を和らげる成分が含まれており、継続使用で効果が期待できます。
• 冷たいものの摂りすぎに注意
→ 何度も刺激を与えてしまうと症状を悪化させることもあります。痛みがある時は冷たいものやしみる場所を避けましょう。
• 歯科で知覚過敏用のお薬を塗布する
→ 刺激をブロックするお薬をしみる部分に塗って痛みを抑えます。
• マウスピースで歯ぎしり・食いしばりを予防
→ 寝てる間の歯ぎしりや食いしばりはコントロールできません。マウスピースを就寝時などに使用することで歯へのダメージを軽減し、知覚過敏の悪化を防いだり症状を予防することができます。
歯がしみる…そんなときは
「たぶん知覚過敏かな?」と自己判断せず、歯科医院での診察をおすすめします。
むし歯や歯のひび割れなど、他の原因でしみている可能性もあるからです。
早めの受診で、症状の悪化を防ぐことができます。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談くださいね。
定期検診で早めのケアを!
知覚過敏の予防や、原因の早期発見には定期的な歯科検診がとても大切です。
お口の健康を守るためにも、ぜひかわしまデンタルクリニックへご来院ください。
スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしております。